

コラム
「神様に出会う」

飯田啓子
イースターおめでとうございます。死者の中から復活されたキリストに出会うことから始まった新生活の上に主なる神の豊かな平安を祈ります。
新生活といえば4月13日(今年は棕櫚の主日・イエス様がエルサレムに入城された日曜日)から教会学校の小学科礼拝が再開されました。今のところ朝9時開始、2階の奥の部屋で礼拝します。
礼拝の式次第は以下の通り。黙祷・主の祈・聖書・お話し・祈り・讃美歌・献金・頌栄84番。
再開ですから礼拝の項目、一つ一つの説明から始めて行きます。
黙祷=心と気持ちが落ち着いて神様のお言葉に集中するため。主の祈=イエス様が教えてくれたお祈り。聖書=神様の御心の本。お話し=神様の御心を聴く。祈り=神様の御心が成功していることを言葉にする。讃美歌=神様の御心にありがとうする歌。献金=神様の御心にありがとうする献げもの。頌栄=御心を受けてありがとうと御心と一緒に出掛ける、行って来ますの歌。
礼拝は神様の御心を聴きに行き、それを受けて出発します。御心を中心にして生活する礼拝のリズムは、365日の生活リズムです。
メンバーたちは教会員の孫が中心なので、主日礼拝に出たことがある子どもたちばかりです。言葉の表現を同じ漢字変換につなげていくことも目的です。そのために意味を文字化(虎の巻・あんちょこ)して2階の部屋に貼っています。耳で聞いて礼拝を体験していますが、意味を言葉や文字で伝えることによっ
て、耳学問や薄目からの何となくが明確になってきます。
一例は主の祈 “悪より救い出だしたまえ”です。文語の祈りですから “あくよりすくいいだしたまえ” ですが、聞きかじりや薄目だと“すくいだしたまえ”になっている。それを文字で読む時ははっきりと “救いいだしたまえ”と覚えていく。もう覚えた・知っているの当たり前になってしまうと、確認を怠ってしまうのが、耳学問や薄目の怖さです。
神様の御業を繰り返してくださっている礼拝の中で神様に出会う。礼拝のリズムの中で神様に出会う。どれほど愛されているのかを知る。先に出会いにきてくださっている神様に出会う。恵みの先取り信仰生活のはじまりです。