コラム
「身辺雑記」

飯田敏勝
中静分区の婦人修養会が、7日㈫に当教会で行われました。講師は半田教会の横山ゆずり先生。教団の教育委員会を一緒に担ったり、教会婦人会連合の関連でかねてから交流のある先輩牧師です。諸教会に仕える姿勢も明らかですので、今回の講師にわたしが推薦した次第があります。
テーマは教区の第二次五か年計画に基づき「義の果を結ぶ信仰」。教理的には、教団信仰告白と関連して考えると、神の選びと義認と聖化とを踏まえて考えるべきものです。
今回、開会礼拝に奉仕しました。講演中に説教に関する言及もあり、面目を果たせたかなと思います。教会の集会で、開会や閉会の礼 礼拝が持たれることは多々あります。しかし漠然と説教がなされるのでなく、その集会の性質やそのときの主題との関連でなされるべきだ、と考えているからです。
聖書は普遍的真理を告げていますが、時と場と状況に応じて新たに語り直されるものです。TPOに合わせた礼拝という方向性は、説教について多くを学んだ加藤常昭先生の遺言として、守らんとしています。
* * *
前日の6日㈪は山梨・愛宕町教会にて、東海教区の教職ゼミナール。講師の正木牧人先生は、神戸ルーテル神学校教授。昨年に引き続いての講師で、東海教区の牧師たちの分団で語り合う様子を見聞きし、非常に教団に対しても好意的な思いを抱かれたようです。
講演のパターンというと、①完全 原稿、②要旨を語りで穴埋め、③アドリブを多用の語りとしてはぶっつけ本番、が普通です。が、正木先生はいずれとも違いました。90分の講演に、ほぼ40枚の原稿を送ってこられ、委員会書記のわたしはそれを製本しながら思いました。「読むだけでも時間オーバーじゃん」。講演は書かれた原稿の中から飛び飛びの箇所をトピックとして取り上げながら、流れに沿って話されました。背後の神学的素養と思考の流れがしっかりしているので、密度が非常に、濃いーッ!話でした。
* * *
甲府に行く途中の、道の駅で落花生と栗の大袋を購入し、秋を満喫。
婦人修養会の奉仕終了後のゆずり先生にも、栗の渋皮揚げ(鬼皮をむいて素揚げし、塩をふるだけ)を相伴していただきました。

