コラム
父なる神は活動してくださる御方だと私は信じます
牧師 飯田啓子
今年度になってから「親の祈り」と表現することが出来るお祈りに出会う頻度が増えました。最も多いのが「うちの子(40~50代)が教会総会で長老役員に選ばれた。心配だ…」です。中にはその親子を知っているケースがありますので、へぇ~あの子がそういう世代になったのかと感心しきりです。新しい役員長老に選出された方々の信仰の反抗期も知っています。またその時期に祈り続けた家族の祈りも見聞きしています。私自身も祈られてきた一人です。全面的に反抗していた頃は、どっちの祈りを神様は聞くのか⁉と斜に構えて神様を監視するヨナの気分になっていました。
どっちの祈りが勝つのかではなく、救いのためには何でもなさる神様がいるだけだと思い知らされます。この神様に信頼しながら、新しく使命を与えられた信仰者たちよ。主に信頼して新しい務めを楽しみながら、主が救いのために働いてくださっていることを実感してください。
私たちが神様を知るということも何となくこれに似ている気がします。聖書が伝える神様を説教として聞く中で、神様との関係や交わりが生まれてきます。聞き続ける時間の中で神様がリアルになってくる。変化していくのは神様御自身の動きだろうと思います。救いのためにはオールマイティな御方がよきお働きをしてくださる。御子イエス・キリストを十字架と復活の贖い主として、聖霊なる神を助け主として、罪人に共通して与えてくださっている。安心して自分を諦めて神様に委ねる面白さを覚えたいと思います。
そして鈴木俊子姉の葬儀礼拝式が献げられました。奏楽・受付・案内・弔辞・駐車係など奉仕してくださった方々に心より感謝します。特に前夜式は久々だった上に、予想以上の来会者がいたことを思うと、皆さんの奉仕も大変だったと思います。突然の葬儀でしたが、最後に喪主と挨拶を交わした時に「少しだけ教会の方に心が向きました」の一言に、心を動かしてくださる神様に感謝すると同時に、それを行動に移す勇気と志を与えてくださいと祈り続けます。奉仕者の皆さん。本当にありがとうございました。お疲れが長引きませんように。