コラム

召命と献身の顔ぶれ

飯田啓子

 6月は青葉の伝道礼拝(9日)、分区交換講壇(16日)、神学生礼拝奉仕(30日)と、何時もとは違う顔が説教者として講壇に立っています。何時もとは違う顔ですが、何時もと同じ福音が語られていることに安心して元気が出ます。

 本城先生とは初めて話をしました。教授として神学生から厚い信頼を寄せられていること(人気教授の5本の指に入る)、牧師として中渋谷教会の伝道師や奉仕神学生からも厚い信頼を寄せられていることは耳にしていました。
 また2023年度の教会学校教案誌で一年間、テキスト研究を執筆されてその文章を読む機会があり、折に触れて、先生が福音に信頼しておられる言葉に出会いながら、直接、御言葉を聴く機会が与えられることを楽しみにしていました。
 松田先生とは話し込む機会はあまり多くはなかったのですが、中静分区に来てから交わりを得ました。
 16日当日。藤枝教会まで約17キロ30分とナビで調べていたので、9時半到着を目指して9時ごろに出ようと考えていました。すると当時の朝、見たことのある車だと思ったら松田先生が到着。先生の笑顔に見送られて出発をしました。
 これは初めての経験。交換講壇をした相手教会の牧師に笑顔で迎えられることはあっても、送り出されることはありませんでした。もしかして中静分区が考える講壇交換とは、主日礼拝の説教担当だけではなくて丸ごと主日の働き全部を交換することなのか?と思いめぐらせながら、車を走らせました。

 6月初旬には教区婦人研修会で服部修牧師に会いました。世代的には同世代ですが牧師としては先輩(神学校では重なっていません)。相変わらず伝道は楽しいことを素直に喜んでいらっしゃる姿に励まされました。
 6月中旬には降ってわいたような全国レベルの教団行事の現地スタッフに指名され、オンライン会議に出席。見知った顔もあれば初めての顔もありました。
 年齢などが顔に出るのは仕方ないことですが、キリストに仕えていることが顔や行動に出ることを思います。顔が変化しても変化せず、いよいよ明らかにされていく方がいらっしゃる。私たちの主イエス・キリストです。十字架と復活の贖いを成し遂げてくださり、私たちの土台となってくださったキリスト。信仰生活はこの御方を公に見せていくことだと思います。自分を見せる生活から、主であり土台である御方を見せる生活。私たちがこの地上を青息吐息で生きている姿ではなく、招いておられるキリスト(召命)を見せて行く生活(献身)を歩み続けたいと祈っています。

 以下は30日に礼拝奉仕をされる矢島神学生のプロフィールです。どうか召命と献身のためにお祈りください。

**矢島若葉神学生プロフィール**
1998年9月28日生まれ(群馬県出身)2015年9月13日受洗。アンテオケ・ゴスペル・チャーチ出身で現在は日本基督教団吉祥寺教会在籍で奉仕教会として出席。生まれる前から両親と共に教会に通う。2021年3月大学を卒業後、同年4月に東京神学大学編入学。イエス・キリストのことを多くの人に伝えるために献身。