コラム

約束を確信して準備する

飯田啓子

 21日(火)午後から少しだけ雨が降りました。雨上がり後、ふと富士山の方を眺めると、瀬名の辺りだろうか虹が見えました。雨雲が残り、家屋も密集していたので、全景は見えませんでしたが、静岡に来てから初めて見る虹。生きておられる神様の有効な約束を思い出しました。

 1月の三連休に倅が遊びに来ました。11月に会った時は誕生日前(成人前)で今回は誕生日後。手土産に日本酒を持って来て「成人したから飲もう」とお酌をしてくれました。本人も実に美味しそうに飲んでいました。数年前から成人したら最初に飲むお酒は決めていると宣言していましたので、何を飲んだのか聞くと、小学校から高校までの同級生が造り酒屋の息子さんで、その造り酒屋のお酒だったとの事。成程、年末年始、相手が酒造りで忙しいにも関わらず遊びに行かせてもらったのは、それが目的だったのかと合点がいきました。

 楽しみにしていた味を知る。そして笑顔になる。楽しみにすることを大きくしながら待つ。酌み交わした時の笑顔を見ながら、彼が15歳の時から歩み出した信仰生活。そのゴールには腰に帯を締め、給仕してくださる神様が用意してくださっている御馳走がある。
 
違う御馳走で舌が肥える世の中です。キリストが美味しいと素直に告白する教会の礼拝に生きる。キリストを生きているからこそ、舌が解(ほぐ)れて告白になる。

今日は第133回定期教会総会です。133回目の教会の信仰告白の日です。常に有効な神様の約束。そして実現してくださったキリスト。そこに結び付けてくださっている聖霊。解けなくしている自分自身を悔い改め、信仰の告白を献げましょう。