コラム
「讃美歌解説 『天にいますわたしたちの父』」

牧師 飯田敏勝
CS小学科と合同の来週の礼拝のため、新しい讃美歌をいくつか採択しています。
頌栄の21-26「グロリア、グロリア、グロリア」は、礼拝で『讃美歌21』を用いる場合よく歌われます。テゼ共同体の歌なので、メロディーはすぐ馴染めるでしょう。日本語の歌詞としては、「『グロ』リア」の部分(原詞のラテン語だとGlo-なので、「グ」に母音がないのです)と、最後「聖(せ・い)」は一音ずつ二つの音符に乗せるのに「霊(れぃ)」は一つの音符に乗せるところに、ちょっと気を付けておきましょう。
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教会学校を経験していない方は『こどもさんびか』に馴染みがないでしょうが、こ48「こどもをまねく」や こ102「イエスさまのおこえが」は愛らしい詞と曲で、親しみやすいものかと思います。
一番斬新な曲は、表題に挙げた21-62「天にいますわたしたちの父」です。
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頁右上にある曲の説明句「カリプソ」は、カリブ海の音楽です。引き合いに出すのなら、ディズニーの『リトル・マーメイド』です。あのアニメの楽曲は、カリプソに大いにインスパイアされて作られました。
黒人教会でよく聞かれるコール・アンド・レスポンスの形式です。主の祈りのパラフレーズを「先唱者」が歌い、会衆(「全員」)は同じフレーズを繰り返します。「わたしたちの主よ」という歌詞を、奇数段は上がり調子、偶数段は下がり調子で歌 い、最後だけ「アーーメーン」です。
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高橋爾先生が、連合長老会『カテキズム教案№41』の巻頭言で次のように述べています。
「教会学校の生徒を迎えるにあたっては、つい、初めから正しい信仰を持った真っすぐな生徒像を期待してしまうところがあります。しかし若い魂は、成長のステージにおいては試行錯誤の中にあり……その成長に主イエスの姿勢に倣って寄り添い続けるのも、CS教師の大切な務めであると言えるでしょう。」
子どもとの合同礼拝を形作っていくにあたり、静岡草深教会全体がこのような姿勢を身に着けていきたいものです。
主の祈りをはじめ礼拝の諸要素の本質が何かを改めて確認し続け、どんな人もそれらに親しんでいける道を模索していきましょう。

